マルチキューブ


マルチキューブ事業のヒントになったのは、実は当社の社長がヨーロッパのある街並みで見かけた「野菜の移動販売車」でした。交通が発達している割に、店舗用地が少ないという事情において、ヨーロッパと日本は非常に似た社会環境を持っています。であれば、これまで日本では事業として確立されていない、こうした自由度の高いビジネススタイルも、必ず受け入れられるはずだ。この劇的な「気づき」から、全てはスタートを切ったのです。

 

 
 モーターホーム事業で得た、車体改造などの技術的なノウハウ。またフードビジネス事業で得た、接客サービスのノウハウ。この両者を融合させて生まれた、アルクのこれからの事業を支える核。それが「マルチキューブ事業」です。このビジネスの基本単位は、様々な商品を販売できるように改造されたトレーラーと、そのオーナーである事業者の方々。このネットワークに対して、当社は量販店やイベントなどとの提携をベースとした「
出店場所」をネットワークを介して提供していきます。いわば「高度に組織化された移動店舗集団」をベースとした前例のないビジネスモデルが、マルチキューブ事業の本質となるのです。

 
 例えば、マルチキューブの車両のみで構成されたフードコートの提供。需要期のみの効率的出店。ナショナルブランドとの業務提携。マルチキューブビジネスの展開する場は、アイデア次第でいくらでも拡大していく可能性を持っています。またそこで開発される市場も、これまでのどのカテゴリーにも属しない、新しいものとなるはずです。需要そのものを喚起できる新しいサービスとして、この事業は無限のチャンスを持っているということがいえるでしょう。現段階では、まだ当社はこのビジネスモデルの完成度を高める段階にあります。しかし将来的には、マルチキューブが町の新たな顔となる日も遠くはないでしょう。


 開業により必要となる固定費用の圧倒的な削減。最低500万円の低投資で始められるという手軽さ。比較的安易に取扱商品の変更が行えるフレキシビリティ。本部とリンクすることによる、業績の安定性。マルチキューブビジネスは、事業参画者にとっても非常に多くのメリットを有している事業です。サービスが社会に普及していく上で最も高いハードルを、マルチキューブはすでにクリアしていると言って良いでしょう。

 


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株式会社 アルク
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