>>出典 トラベルトレーラー ユーザーズマニュアル (JRVA)  

  CONTENTS
連結、切離し時の注意
ヒッチボール、カプラの連結に関する注意
電源コネクターに関する注意
緊急ブレーキワイヤー
駐車ブレーキ
ランプ類の注意
 
 
連結、切り離し時の注意
  連結、切り離しは平坦な場所で行ってください。
やむをえず傾斜地での連結、切り離しを行う際には、トレーラーの動きに十分注意してください。連結時は、駐車ブレーキをいつでもかけられるようにしておきます。また、切り離し時は、駐車ブレーキをしっかりとかけ、輪止めもかけてから、切り離すようにしてください。
 
ヒッチボール、ヒッチカプラの連結に関しての注意
  ヒッチボール、ヒッチカプラにはグリスを塗布してください。(但し、スタビライザーを装備している場合、グリス使用は厳禁です。)
連結時には、確実にボールがカプラに収まっているかを確認してください。欧州のトレーラーの場合、カプラ先端にある赤いボタンが持ち上がり、グリーンの帯が確認できれば、正しく連結されています。(アルコ社製ヒッチカプラの場合)
連結されていることを確実に確認する方法として、ジャッキでカプラ部を持ち上げると、それに伴いボール部が持ち上がれば、確実にロックされています。
ヒッチカプラのサイズにあったヒッチボールをご使用ください。(欧州と米国では規格が異なります。)ヒッチボールは磨耗しますので、定期的にチェックしてください。
 
電極コネクターに関しての注意
  電源コネクターのオス(トレーラー側)、メス(牽引車側)ともに腐食に注意を払い、潤滑スプレー等で定期的にメンテナンスしてください。メンテナンスを怠ると、接触不良の原因となります。
コネクターの抜き挿し時は、牽引車のエンジンを必ず停止させてください。抜き挿しは、必ずコネクターのグリップ部を持って行います。
また、通電状態でのコネクター抜き挿しは、スパーク発生によるコネクター破損やヒューズ切れ、そして感電による思わぬケガを負うことにつながりますので、ご注意ください。
また、接続コードは道路に接触しない程度に余裕を持たせてください。余裕なき場合、カーブでコードが引っ張られ、コンセントが抜ける恐れがありますので、ご注意ください。
 
緊急ブレーキワイヤー
  何らかの原因で、牽引車からトレーラーが離脱した際、トレーラーに緊急ブレーキをかけるためのワイヤーです。確実に規定位置にセットしてください。
牽引車の左右の動きを考慮し、長さに余裕を持ってヒッチボール付近にかけてください。余裕なき場合、カーブなどでワイヤーが引かれ緊急ブレーキ(駐車ブレーキ)が作動し、急ブレーキもしくはブレーキの焼付の原因となりますのでご注意ください。
尚、右図のような取り付け方はしないでください。
 
駐車ブレーキ
  ヨーロッパ製トレーラー(アルコ社製シャーシ)の多くは、駐車ブレーキを使用するにあたり、ブレーキレバーを手で一杯まで引き、且つ、トレーラーを後ろ方向に押すと、最大限のブレーキ力が得られます。
また、走行時にブレーキレバーが完全に戻されていないと、ブレーキが完全に解除されていないため、ブレーキの焼付を招くことになります。走行前に、駐車ブレーキレバーが解除されていることを確認して、走行を始めてください。
 
トレーラーのランプ類に関する注意
  トレーラーのランプ類は、後続車へ自車の走行状況を知らせるための重要なランプです。牽引車と同じ種類のランプが点灯することを必ず確認後、走行を開始してください。
確認作業は、二人一組で声を出しながら行ってください。特に、方向指示器は、点滅することはもちろんのこと、配線違いによる左右違いなきことを、「右」、「左」と声を出して確認してください。ヒューズ切れでランプ類が点灯しない場合もありますので、日常からヒューズにも十分気を配ってください。
 

 

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