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荷物の積載方法について
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重量の配分は走行安全性に最も影響します。従って、不適切な荷物の積載方法は、走行安全性に悪影響を与えます。左右の重量バランスも重要です。
また、牽引車の過積載もサスペンションに影響を与え、牽引中の走行安定性が悪化しますので注意が必要です。 |
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走行中のトレーラーの重量は、できるだけ軽くしてください。
→トレーラーの重量が軽いほど、走行中安定します。 |
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トレーラーに荷物を積みすぎないように、常に気をつけてください。
→トレーラー内に積む荷物は就寝定員1名あたり10 kg以下にしてください。 |
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重い物は、床上の車軸周辺に置いてください。 |
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牽引装置にかかるフロント荷重は、適切な数値内に収まるようにしてください。 |
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荷物の配置は、上図をご参考にしてください。 |
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走行スピードに関して |
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日本の法規では、トレーラー牽引中は、一般道で 50 km/h、高速道路で 80 km/hの最高速度が義務付けられています。これ以上のスピードは大変危険ですので、絶対に出さないでください。
また、追い越し時や高速道路で走行車線に合流する際には通常より距離が必要なことも忘れないでください。
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乗車定員に関して |
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走行中、トレーラーに乗車できません。非常に危険ですから、絶対に乗車しないでください。 |
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内輪差に関して |
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カーブを曲がる際、トレーラーは牽引車と同一ラインを通過しません。トレーラーの車輪は、牽引車のそれの内側を通過します。
例えば、左カーブを旋回する時は、いつもよりセンターライン側に寄って回ってください。但し、あまりセンターラインに寄り過ぎると、リアオーバーハングが対向車などに衝突する恐れがあります。これを避けるには、大型トレーラーのように、できるだけ前方に出てステアリングを回してください。 |
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バックに関して |
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トレーラーのバックは、一般的に難しいと言われていますが、実際は、それほど難しいものではありません。どなたでも練習と慣れにより解決できます。
バックの際は、できれば他の人に誘導してもらってください。また、後方の障害物や子供がいないことを事前に確認のうえ、バックを開始してください。
バックには、直線、右後方、左後方の3種類がありますが、比較的簡単なのは右後方バックです。右ハンドル車の場合、運転席窓からトレーラーの軌跡を確認することができます。 |
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右後方バック例 |
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1.まず牽引車とトレーラーを直線上にまっすぐにします。
2.牽引車のステアリングを通常と反対の左に回します。
3.牽引車は左側に、トレーラーは右側に旋回し始めます。
4.牽引車のステアリングを少しずつ右に戻します。 |
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下り坂での走行に関して |
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下り坂ではスピードを出さないよう特に注意してください。
急勾配の長い下り坂では、トレーラーに押されることにより慣性ブレーキが常時作動し、ブレーキが焼きつく恐れがあります。これを避けるため、牽引車のブレーキを踏みっぱなしにすることは避け、ゆっくりと坂を下ってください。また、状況により何度か途中で休みながら下ってください。スピードを上げての下り坂走行は、非常に危険ですから、絶対におやめください。 |
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